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マンションの耐久性について

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私たちの販売しているマンションは、鉄筋コンクリート造(RC)や鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC)で造られています。

 

基礎部分の鉄筋はそのままにしていると雨などにより浸食され錆びていきます。

錆びさせないために強アルカリ性のコンクリートを鉄筋の周りに一定量被せないといけない決まりがあります。

この一定量というのが「鉄筋のかぶり厚さ」「かぶり厚」といわれ、鉄筋を覆っているコンクリートの厚さのことをいいます。

 

 

建築基準法(第79条)ではかぶり厚は次のように規定されています。

 

耐力壁以外の壁または床にあっては2cm以上、

耐力壁・柱またははりにあって3cm以上

直接土に接する壁、柱、床もしくは基礎の立ち上がり部分は4cm以上、

基礎ににあっては捨コンクリート部分を除いて6cm以上

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コンクリートは空気中の二酸化炭素や水分により中性化していくのですが、コンクリートが表面から1cm中性化するのに、通常の空気中で約7年かかるといわれています。

 

 

中性化するのに必要な期間は、表面から深さの2乗に比例するとのことなので3cm中性化するのに63年かかる計算になります。

 

 

これが財務省が一律で決めた鉄筋コンクリートの構造物の寿命を60年程度としている理由です。

このコンクリートの中性化説は、鉄筋にコンクリートの中性化が達したときを耐用年数とする考え方で、実際には到達したと同時に建物が崩壊するわけではないのですが。(ー ー;)

 

 

そこで!

ゼネコンやデベロッパーも考えます!

 

それなら「かぶり厚」を厚くすればいいんじゃないの?

コンクリート部分にタイルを全面貼ってしまえば空気や雨水から守れるのでは?

コンクリートの水分を減らせば、もっと耐久性あがるのでは?

 

というように、構造物の仕上げやコンクリートの水セメント比など技術や素材で工夫しているのです。

 

建物自体は「劣化のしにくさ」「設備の配管類の維持管理のしやすさ」がポイントになります。

入居後の「メンテナンス」も大切になりますね。

 

 

今、建てているマンションは「建物の長寿化」を目指しているのです。

100年もつことを目指して造られています!!