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団体信用生命保険を利用した場合、税金は課税される?

 住宅ローンで不動産を購入する時には「団体信用生命保険」(以下、団信とします)に加入する方がほとんどですね。

契約者が亡くなってしまい住宅ローンの残債が無くなると所得税・相続税は課税されるのでしょうか。

結論から申し上げますと、

「所得税・相続税は課税されません」

団信の契約形態は、保険契約者は金融機関、保険金受取人も金融機関となっており、実質の保険料負担も金融機関が支払っています。

被保険者はお金にノータッチですので課税されないというわけです。

最近、増加している特約付き団信も人気です。

「ガン」「生活習慣病」に罹患し一定の状態を継続すると団信が利用できるというものですが、このオプション特約部分は金利に上乗せして不動産購入者が支払うことになります。

住宅ローンの債務は保険金で金融機関に支払われて残債が無くなるので、債務免除とは違います。債務免除だと贈与とみなされ税金がかかってしまいます。

 注意しないといけないのは、不動産という実物資産について相続税は発生する可能性はあることです。