家賃保証について
2016年5月31日9:13 PM カテゴリー:マンション経営を知りたい方へ,不動産情報,記事
家賃保証について、です。
家賃保証はサブリースと呼ばれたりします。
簡単に言うと、オーナー様の物件を業者が借り上げるのです。
毎月家賃の新築物件で90~85%保証や中古物件で80%保証などが多いのではないでしょうか。
例えば、家賃が70,000円の物件であれば新築で約62,000円、中古では約56,000円になります。
※物件により違いますので、気になる方は不動産業者に確認してください。
メリットは、空室時にも関係なく家賃収入を得られ、退去時のリフォーム代も業者が負担してくれるので安心してマンション経営ができます。
デメリットは、月々の収支が通常よりも少なくなること。
実際にあったケースです。
家賃保証ありで物件を所有した場合、月の収支は約5千円の支払い。
家賃保証なしで物件を所有した場合、月の収支は約6千円の収入。
月の収支を「支払い」で持つか「収入」として持つかの差が生まれました。
先に書いたように、家賃保証は空室時も退去時のリフォーム代も業者が支払ってくれます。
それは、業者がオーナー様の家賃から預かってるお金をプールして支払っているんです。
ということは
「家賃保証は、毎月決まった金額で空室と退去後リフォームにすでに備えている。」
家賃保証にしていなかったら、空室や退去後のリフォーム時に対応できるだけの備えを自分自身で置いておけば安心ということですね。
入居者さんが退去されるサイクルは、3~4年に一度あります。
中には10年住んでくれる入居者さんもいらっしゃいます。
上記の例で、比較してみます。
家賃保証なし
月70,000円×12か月×3年=252万円
家賃保証あり
月62,000円×12か月×3年=223万円
その差額28.8万円。
この差額28.8万円を業者が管理するか、オーナー様ご自身で管理するかの違いです。
ライフサイクルの管理物件の空室期間の平均は2か月です。
その間の家賃70,000円×2か月=14万円とリフォーム費用(少し多めに考えて10万円)として合計24万円を備えておけばいいのです。
もし28.8万円以上の費用以上かかれば、オーナー様は家賃保証にしておいたらラッキーですし、10年入居してもらえれば業者の家賃保証用の資金が増えて業者はラッキーです。
家賃保証で預かったお金はオーナー様に返さないので。
ご自身で管理するか、業者に任せるか・・・。
私は、安定安心が一番!という方や蓄えがあっても無くても急な出費が負担という方には「家賃保証」をオススメしています。
急な出費が設備関係(エアコンや給湯器等、7,8年の頻度でかかる)だけになるので、安心していただけます。
ご自身での管理が好きな方は、家賃保証なしがオススメですよ!!(o^^o)