悪質ブツ上げに注意!
2018年3月21日4:13 PM カテゴリー:オーナー様へ,不動産情報,記事
- 今回のタイトルは少しインパクトがありますが、ここ最近、オーナー様から相談が増えてきている事案をブログで取り上げたいと思います。
タイトルにも書いています「ブツ上げ」についてご存知でしょうか?
売りに出ていない不動産の所有者に営業攻勢をかけ、流通「物」件に仕立て「上げ」たうえで、転売益を得ることです。
不動産業界では一般的におこなわれ、本来なら何の違法性もない方法です。
しかし、近年悪質な業者の存在が目立ちはじめ、中には特殊詐欺グループの一部がブツ上げ業者に転身しているとも言われています。
弊社のオーナー様からも、「あなたのマンションを買いたい人がいる」などと言って何度も電話や手紙で買取の営業をしてきて困っていると相談を受けることが多くなっています。
断っても強引な営業が続くこともあり、一社だけでなく何社からも営業攻勢にあうこともあります。
こういったブツ上げ業者は、登記簿謄本をとって所有者の住所などを調べて営業してきます。
全てのブツ上げ業者が悪いわけではありませんが、中には相場より半値近く安く買いたたいたり、社員に長時間粘られて根負けしてしまうということがあるそうです。
悪質業者によるブツ上げの流れ
産経新聞記事によると、
その手法は、電話の「かけ子」役が売却の勧誘を繰り返し、所有者が興味を示せば、不動産に詳しいメンバーが直接訪問、物件に難癖を付けて価格を値切る。相続トラブルを抱えたり、ローンを払えなかったりして、早期に不動産を売却したい所有者には強気の価格交渉をおこなうといった仕組み
だそうです。
全てのブツ上げ業者が悪いわけではありませんが、安易に話しにのらずに、まず弊社にご相談ください。
断っても何度も営業をしてくる場合は、弁護士を通して案内停止の内容証明を相手に送付します。
手紙などは取っておいていただき、電話であれば社名や電話番号、担当者名などを控えて教えてください。
もし売却しようと思われても、適正な価格なのかどうか確認をした方が良いので、その場合も是非ご相談ください。弊社で売却をすることも可能です。
強引に売却を迫られても即決しないことが大事です。