~70歳以上が初めて20%を超えました~
2018年9月18日6:00 PM カテゴリー:オーナー様へ,マンション経営を知りたい方へ,不動産情報,記事
敬老の日を前に、総務省が発表した推計人口によると、70歳以上が前年から100万人増加で、2,618万人となり、初めて総人口の20%を超えました。
65歳以上の高齢者も44万人増の3,557万人で、総人口の28.1%で過去最多となりました。
2030年には3人に一人が65歳以上の超高齢化社会がやってくると言われています。
超高齢化社会になることで、様々な問題が起こることが予測されています。
①労働力の減少:労働人口の減少
→GDPの低下→税収の低下→社会保障制度の崩壊の恐れ
②医療費の増加:医療費の伸び率>GDP伸び率
→国民皆保険制度の危機(医療費を税金から補填している状態)
③年金制度の崩壊:現在の年金制度は現役世代が納める保険料が高齢者の年金支給に充当
→現役世代が減少することで保険料の納付が減少
→高齢者に支給される年金額が減る(または受給できる年齢が引き上げられる可能性がある)
政府ももちろん対策を取っています。
消費税増税もその一つですが、労働力を確保する試みも行われています。
2013年には法改正を行い、希望者は65歳まで雇用継続するよう企業に義務付けました。
ところが、実際に定年を65歳以上としている企業はわずか17%のみ。60歳で定年退職を迎えた人の多くは、別のところで働いたり、同じ会社内でも雇用形態を変えて働くというのが現実です。
また、年金受給の年齢を繰り下げる(受け取りを遅らせる)制度も導入されています。
例。70歳で受け取るようにすると65歳で受け取るよるも42%多く受け取れるなど
年金を遅く受け取る分だけ受給額が増えますが、実際に繰り下げ制度を利用している人は平成27年度末時点でわずか1.4%しかいないそうです…
超高齢化社会を迎える時に、私たちが出来ることは何かというと…
①病気にならないように、健康を維持する
②①を心がける→長く働くことができる
③働いて、貯蓄を増やすことで年金受給額が少なくても対応できる
ぐらいでしょうか。
自分が年を取った時に、年金に頼れないと考えるととても怖いなと思います。
そう考えると、現役世代からしっかり資産を増やす必要がありますね💦
また漠然とですが、真剣に自分の将来がどうなるのかに向き合うことがあるなあと感じたニュースでした。