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不動産屋が家にやってきた!

最近、お客様から「不動産屋が突然、家にきた」と連絡があります。

目的は所有物件を売ってくださいというもの。

所有者の皆さんなら経験のある電話営業にうんざりしているのに、アポなしで訪問され恐怖を感じたというケースもありました。

電話をかけても切られる、それなら飛び込み営業だー!と不動産屋も苦肉の策なのでしょうが自己中心的な行動は困ったものです。

不動産市場は商品(不動産)が不足しているのが現状です。

新型コロナや世界情勢による建築資材の高騰により新築の不動産は驚くほど高価になって投資物件としては規格外です。中古市場の需要が高まり、価格の高騰と物件不足で業者間でも奪い合いになっています。

そこで所有者の方への迷惑営業や詐欺が発生しています。

普通に売却の営業だけではなく、所有していたら将来的に苦労を背負うことになると不安を煽り、あの手この手で不動産を手放させようとしてきます。

中には高く売れるなら!と乗り気になってしまう所有者もおられますが、高く売れたとしても税金(譲渡所得)がかかることや今後の収入源がなくなります。

最悪の場合は、違約金詐欺です。
「売却先が決まったら、すぐに引き渡し日を設定します。」と言って引き渡し日を空欄のまま契約し、半年、1年と放置され、しびれを切らした所有者が契約キャンセルを申出すると違約金と仲介手数料を請求されたなんて話もあります。

※違約金は契約額の20%を上限。

1800万円の物件の場合、360万円の違約金と仲介手数料併せて約400万円を請求されることになる。

不動産は所有者の「資産」です。

不動産屋が訪問してきても売る必要はありません。

違約金詐欺に引っかからない為にもご自身の所有物件の評価額、周辺相場を確認しましょう。

もし不安になったら契約する前にご相談ください。