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連帯保証人って何?

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家を借りる際、〝連帯保証人をつけてください”などと言われたり、またはご家族や親せきなどが家を借りる際に〝連帯保証人になってほしい”と言われた経験はありませんか?

よく聞くこの〝連帯保証人”という言葉ですが、実際あまり良く内容を知らないという方も多いのではないでしょうか。

 

連帯保証人”を簡潔に説明すると、「契約者と同じ責任を負うということを意味します。

 

弊社のケースを例に簡単に説明しますと…

仮に山本太郎さんというご契約者様がいらっしゃったとします。山本太郎さんのお父様 山本はじめさんに連帯保証人になっていただき、賃貸借契約を結びました。ところが、山本太郎さんが家賃を支払いできずに、連絡も取れない状況になってしまいました。この場合、弊社ではすぐに連帯保証人の山本はじめさんに、山本太郎さんの代わりに家賃を支払ってください!と請求をすることができます。

 

ここでよくあるのが、①先に山本太郎に連絡を取って支払うように言ってくれ!(催告の抗弁権) や ②山本太郎はお金を持ってるはずだから、先に山本太郎に支払ってもらうようしてくれ!(検索の抗弁権)と主張されるケースです。

 

しかし…連帯保証人は①や②を言うことは出来ません。民法では、連帯保証人はこのようなことを言える権利を持っていないというように定められているのです。したがって、連帯保証人になるのは、それだけ大きな責任を負う!ということになるのです。

 

弊社でも、賃貸借契約を結ぶ際には連帯保証人をつけていただくようにお願いしています。多くの場合、連帯保証人になっていただくのは、両親や兄弟、祖父母などです。ただし、相応の収入がないと、万が一借主に代わって請求する場合も支払えないと判断されるケースもあるので、家族や親戚であっても注意が必要です。

 

万が一、連帯保証人になるよう依頼された場合には、きっちりと状況を判断することが大切ですね☆