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江戸の戯画展~大阪市立美術館~

江戸の戯画展

 

先日の休みの日に、現在天王寺にある大阪市立美術館で”江戸の戯画展”を見てきました☆

 

 

私のお目当ては、歌川国芳の「金魚づくし」の作品です!!歌川国芳は江戸時代後期に活躍した浮世絵師です。「金魚づくし」は江戸時代に一般庶民の間で広く飼育されるようになった金魚を擬人化した作品で、現在では9作品が知られているのですが、今回はその9作品がすべて展示されているのです(現在は入替のため、「金魚づくし」の展示は終了しているようです…)

 

国吉 金魚

 

上の写真は、あめんぼうを雨に見立て、あめんぼう(雨)が降ってきた光景を描いています。水連の葉を傘にしたり、てぬぐいを頭にまいたり自分の尾びれをてぬぐい代わりに頭にかけたりと、金魚が慌てている様子がとてもかわいいですよね♪

 

金魚 踊ってる

 

他にも宴会を開いている金魚の様子や、火消しに向かう金魚を描いたものがあったりと、まさに「金魚づくし」を楽しむことができました♪

 

耳鳥斎 ゆるすぎ

他にも面白いな~と思ったのが上の耳鳥斎(にちょうさい)の作品です☆この人の作品を一言でいうなら、”江戸時代のゆるキャラ”(笑)

 

耳鳥斎の人物像については、あまり知られておらず、江戸時代に大阪で商売を営みながら絵を描いていたと言われています。

 

上の真ん中の写真とか、相当ゆるいですよね(≧▽≦)でも、なんだか見ていると、かわいく見えてこないですか?

 

 

耳鳥斎 ところてん

 

 

地獄で裁かれる様子を描いていたり、江戸時代の庶民の生活を描いた作品が多く展示されているのですが、どれも全部微妙にゆるいw

見ていて、つっこみたくなるぐらいほんわかさせてくれる、絵なのです☆

 

上の写真は、ところてん屋さんが、死後に地獄に落とされ、自分がところてんとして押し出されている様子です(なんてエグイ…)。

 

 

耳鳥斎 地獄の裁判

そしてこちらの写真は物語の主人公が閻魔大王様の裁きを受けるシーンですが、真ん中右の閻魔大王様(帽子に王って書いてある)が全く怖くない(笑)!

 

こんなゆるーい感じの戯画がずらーっと展示されているのです。耳鳥斎の絵は見たことがなかったので、これは面白い発見だな~と感じました☆

 

 

他にも葛飾北斎の有名な”北斎漫画”が展示されていたり、河鍋暁斎の絵が展示されていたりと、見ごたえのある美術展でした♪

 

場所は天王寺駅や天王寺動物園のすぐそばにありますので、アクセスにもとっても便利です☆機会があれば、ぜひ行ってみくださいね(^^)