ファミリーマンションの方が家賃高くとれるから、ワンルームマンションより良いんじゃないですか？と、ご質問頂きました。

例えば、ファミリーマンションだと3ＬＤＫ(75㎡)で大阪中心部であれば月額家賃は15～20万円ほど収入として入ります。

確かにファミリーマンションの方が高い賃料がとれるのですが購入する時の物件価格も3,500万円程度と高いのです。

退去時のローン支払はオーナーの実費になりますので空室期間はかなりの痛手になってしまいます。

また家賃にこの価格を出すんであればマイホームを購入しようと考える消費者もいらっしゃいます。

ですので、ファミリーマンションはワンルームに比べて賃貸需要が低くなってしまうんです。

ワンルームマンションを借りる方はマイホーム購入を考える方は逆に少なく、日本では「おひとりさま」が急速に進んでることもあり自分だけであればある程度の部屋を借りられたらいいと考える働き盛りのサラリーマンも多いようです。

また、同じ3,500万円をファミリーマンションを1戸に投資するのであればワンルームを2戸購入し同時に退去されることはないとは言えませんがリスクを分散させることも可能です。

「おひとりさま」「晩婚化」「高齢による都心回帰」という日本の事情を考慮すると、ワンルームマンションの需要は今後も期待できそうです。